こんにちは。しいままです。
みなさんは鹿の肉って食べたことありますか?
森林、農作物を荒らし、厄介者と思われ、数が増えて捕獲対象になっている鹿ですが、今、食の天然資源として注目され、そのヘルシーさで人気になりつつあるようです。
私は、旦那さんが地元の猟友会に入ったことで、昨年から鹿の肉を食べる機会に恵まれています。
野生の動物を捕獲して食べる、ということには賛否両論あると思いますが、私は、「命をいただいて」食べるからには美味しく食べたい、と思いいろいろなレシピにチャレンジしています。
今日はその中で家族に好評なものを、10個選んだので紹介します。
そしてレシピの後には鹿肉の栄養についても見てみたいと思いますのでお付き合いくださいね。
Contents
シンプルに焼いちゃいます
まずは焼き物から。
・ステーキ
薄く切った肉を焼くだけです。
焼き過ぎると固くなってしまうので、必ず薄く切ります。
ステーキソースを自分で作るのもいいのですが、私は市販のステーキソースを使ってしまいます。
シンプルなだけに、白いご飯が進みます。
・鹿肉のピカタ
続いてピカタの紹介です。
やはり薄く切った肉に塩コショウをしてから小麦粉をつけ、卵液にくぐらせ焼いていきます。
味付けが塩コショウだけなので素朴な味ですが、とても美味しいですよ。
パンに挟んでサンドイッチにするのもいいかもしれません。
子供に人気はやはり揚げ物
我が家の子供たちが好きなのは、やはり揚げ物です。
・鹿肉カツ
実はうちの娘は肉の脂身が苦手なのですが、鹿の肉は赤身で脂身がないためこの鹿肉カツは大好きですね。
ソースをかけて食べるのはもちろんのこと、カツ丼にして欲しいとねだられることが多いです。
・鹿肉の竜田揚げ
醤油と酒につけておいた肉に片栗粉をつけてあげるだけですが、薄めに切った肉がジャーキーのようでとても美味しいです。
うちの旦那さんおすすめの一品です。お酒のおつまみにもいいそうですよ。
ちょっと一手間、挽き肉料理
鹿肉を挽き肉にするのはちょっと面倒ですが、挽き肉にすることでレパートリーが増えるので、手間を惜しまず頑張っています。
・ハンバーグ
みじん切りにした玉ねぎを炒めて、肉と卵、パン粉と混ぜる、定番の作り方です。
赤身の肉なので、肉汁たっぷり、というわけにはいきませんが、噛むごとにしっかり肉の味が味わえます。
鹿肉バーガーにしてあげると、夕飯まで待てない子供たちが大喜びしてくれます。
・メンチカツ(写真右)
上記ハンバーグのタネに衣をつけて揚げていきます。
冷めても美味しいらしく、我が家の子供たちご飯の後もムシャムシャ食べています(行儀悪いですね)。
・ポテトコロッケ(上記写真左)
茹でて潰したじゃがいもと炒めた玉ねぎ、肉を混ぜ衣をつけて揚げていきます。
子供たちは上記のメンチカツのほうが好きなようですが、私はもっぱらコロッケ派。
余計なものが入っていない素朴な味が大好きです。
肉の柔らかさに感激!圧力鍋で煮込み料理
鹿のすじ肉は、焼いても揚げても噛み切るのが大変で人気がありません。
でも、圧力鍋で調理することであら不思議!
とってもやわらかく食べやすくなっちゃいます。
・鹿肉カレー
作り方は普通のカレーとなんら変わりはありません。
材料もたまねぎ・人参・じゃがいも・カレールーだけですから簡単ですね。
子供たちも大好きなカレーですが、毎食カレーライスだと飽きてしまうので、そんな時はカレーうどんが登場します。
汁までしっかり飲むと体が温まりますよ。
・鹿肉シチュー
こちらも普通のシチューと変わりはありません。
我が家ではカレー派とシチュー派に分かれるので一緒に作ってしまうことも多いです。
シチューは、ご飯の上にかけてチーズをのせて焼いたらドリア風にもなるので大好きです。
・ボルシチ風(トマトスープ?)
たまねぎ・人参・にんにくを炒めておいて、肉とキャベツと一緒に圧力鍋で煮ちゃいます。
肉が柔らかくなったら、カットトマト缶とコンソメを入れて煮込みます。
酸味が効いて美味しいですよ。熱々を飲むととっても体が温まります。
私はこのままでもいいのですが、旦那さんはパスタを入れるとさらに美味しいそ!と言ってパスタとオリーブオイルを入れていました。
野生鳥獣の肉を使う料理のことをジビエ料理と言って、ヨーロッパでは高級料理なんだとか。
最近は日本でも注目を集めているそうです。
レストランなどでは、ハーブやスパイスを使った料理が出されるかもしれませんが、今日私が紹介したのは身近な材料で簡単にでき、子供でも喜んで食べてくれるレシピです。
なんせ、我が家の子供たち、コジャレたスパイス使うと食べてくれないんです(涙)。
気に入った料理が一つでもあれば嬉しいです。
では、次は鹿肉の栄養についてみてみたいと思います。
鹿肉の栄養について
鹿肉は下の表のように、他の食肉と比べ脂肪が少ないヘルシーな食材として関心を集めています。
低カロリーなのに高タンパク。とってもヘルシーですよね。
しかも鉄分なんて豚肉・鶏肉の約6倍!
ヘム鉄と呼ばれる鉄分は人間の身体に吸収されやすく、貧血や冷え性を予防する働きを持っているそうです。
40代の主婦にとって、鉄分はとても重要ですから、鹿肉って私たちにもってこいの食材なんですね。
思春期の子供たちにも鉄分をたっぷり摂らせたくて、いろいろなレシピにチャレンジして食べさせているというわけです。
まとめ
森林や農作物を荒らしている鹿ですが、捕獲された数の数%しか食用として活用されていないということで残念な気がします。
もっと鹿の食肉利用などが進めば、鳥獣被害の解決のひとつになるに違いないと思うのです。
今日は、鹿肉のレシピを紹介しました。
①焼き物
・ステーキ
・ピカタ
肉を薄く切って焼きます。シンプルですが、白いご飯とよく合います。
②揚げ物
・カツ
・竜田揚げ
子供たちは揚げ物が大好きですね。
揚げたそばからつまみ食いされてしまうので、いつもたくさん作ります。
カツはカツ丼にしても美味しいし、竜田揚げはちょっとジャーキーみたいでお酒のおつまみに調度いいみたいです。
③挽き肉料理
・ハンバーグ
・メンチカツ
・コロッケ
挽き肉にするのはちょっと手間ですが、少しの手間を惜しまなければ美味しくいただけます。
鹿肉バーガーは、子供のおやつに喜ばれています。
④煮込み料理
・カレー
・シチュー
・ボルシチ風少しのスープ
圧力鍋は主婦の強い味方ですが、ここでも大活躍。
嫌われがちなすじ肉でも圧力鍋を使うとあら不思議。
とっても美味しく柔らかくなります。
鹿肉は高タンパク・低脂肪・鉄分豊富なとてもヘルシーな食材です。
鉄分なんて豚肉・鶏肉の約6倍も含まれているというから私たち40代主婦はもちろんのこと、思春期の子供たちにもぜひ食べさせてあげたい食べ物です。
私は、旦那さんが地元の猟友会に入ったことで、鹿肉を食べる機会に恵まれましたが、現段階で、一般の人が鹿の肉を食べる機会はあまり無いように思います。
とても栄養価の高い食材だけに、一部の人しか食べることができないことが残念でなりません。
でも、特定非営利活動法人日本ジビエ振興協議会をはじめ、各自治体でも、鹿の食用化についていろいろ研究されているようなので、近い将来鹿肉が身近な食材になるかもしれませんよね。
それに、日本国内にも、鹿肉を食べることができるレストランもあるようなので、今は、そのような場所を利用して鹿肉に触れることもいいかもしれないなあ、と思うのです。