「太陽のマテ茶」という名前でペットボトルで売られているお茶、マテ茶。
その味はクセがなく飲みやすいです。
南米では「飲むサラダ」と呼ばれ国民に愛されているそうです。
日本でも有名になった「マテ茶」の魅力に迫ります。
マテ茶が飲むサラダと呼ばれるわけは?
私がマテ茶に関心を持ったきっかけは、マテ茶が「飲むサラダ」と呼ばれているということを知ったらからなんです。
普段の生活の中で、気をつけて野菜を取ろうとしても、そうそうたくさん食べられないですよね?
スーパーに並ぶ野菜の値段が高い時ならなおさらです。
そんな時に出会った「飲むサラダ」マテ茶。魅力的な響きです!!
マテ茶が多く飲まれている南米諸国では、牛肉の消費量が日本人の約3~4倍だそうです。なのに野菜の摂取量は多くないんですって。それにもかかわらず、肥満や生活習慣病の発症率がとく高くないという事実。
何とも不思議ではないですか?
その理由がマテ茶に豊富に含まれている栄養にあるんですね。
マテ茶には、ビタミン・カルシウム・マグネシウム・鉄分・亜鉛・食物繊維・ポリフェノールなどのあらゆる栄養素が、他のお茶に比べて沢山含まれています。とくにポリフェノールの含有量は、赤ワインや緑茶よりもその割合が多いというので驚きですよね。
それにポリフェノールに含まれるフラボノイドという成分は、抗酸化作用や血圧・血糖値を下げる手助けをしてくれると言われていますので、野菜をあまり食べない南米諸国の人たちでも肥満や生活習慣病の人がそんなに多くないのです。
こうしたことからマテ茶は「飲むサラダ」と呼ばれているんですね。
マテ茶の効能☆ダイエットにいいの?
前章で紹介したように、マテ茶には、必須栄養素のミネラル類(カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分)や食物繊維がたくさん含まれています。
烏龍茶と比較した場合、カルシウムでは28倍、マグネシウムでは約20倍、亜鉛では約3倍、鉄分では約20倍ものの量が含まれているというのでその栄養の高さがうかがえます。
マテ茶と烏龍茶における栄養素の含有量(100ml中)(日本マテ茶協会のHP参照)。
栄養素 | マテ茶 | 烏龍茶 |
カルシウム | 17.1 mg | 0.6 mg |
マグネシウム | 13.0 mg | 1.09 mg |
亜鉛 | 0.82 ppm | 0.26 ppm |
鉄分 | 0.59 mg | 0.03 mg |
食物繊維 | 0.90 % | 0 % |
現代の日本は、欧米並みに肉中心の食生活のため、日々の食事も野菜不足の傾向がありますよね。
そこでミネラルや食物繊維が豊富なマテ茶を飲むことは野菜不足の解消につながります。
そして、ミネラルのもつ内臓機能向上やそれによる代謝アップ、食物繊維のもつ整腸効果が期待できることからダイエットにも有効なお茶だと考えられているというわけなんです。
マテ茶は子供が飲んでも大丈夫?
ところで、「飲むサラダ」ということは、野菜不足になりがちな子供にも飲ませていいのかな?というのが気になるところでしょう。
マテ茶には量は少ないもののカフェインが入っています。入れ方によって変わってくるといいますが、カフェインの含有量はコーヒーの約1/4、紅茶の約1/3、緑茶の約1/2程度だと言われています。
それゆえ、離乳食を食べているような赤ちゃんに飲ませるのは避けたほうがよく、大人と同じ食事を食べられるようになってから飲ませるのが無難でしょう。
我が家では少し薄めにマテ茶を作って小学生の子供たちに飲ませていますが、クセのない味なので、麦茶と同じように喜んで飲んでいますよ。
何事もあげすぎ・やりすぎは禁物なので、カフェインとマテ茶に含まれる栄養成分を考えながら飲ませるのが良いのではないでしょうか。
まとめ
インカ帝国以前より1000年以上も飲まれ続け、健康茶世界三大飲料の1つとも言われているマテ茶。
日々の生活の中に上手に取り入れて健康的な生活を送りたいものですね。