こんにちは。しいままです。

 

みなさんはキャンプファイヤーで歌った思い出の歌ってありますか?

 

キャンプという現実から離れた空間で、仲間と共に過ごす時間はものすごく特別なものです。

 

そんなキャンプでも最大のお楽しみ、と言っても過言でない“キャンプファイヤー”。

 

真っ赤に燃える火を囲んでのキャンプファイヤーに欠かせないのが「歌」。

 

楽しかったキャンプを思い出す時、キャンプファイヤーで仲間と一緒に歌った歌を思い出すでしょう。

 

今日は、キャンプファイヤーで歌われる定番の歌と定番ではないけれどキャンプソングとして不動の人気を誇る『ね』という歌を紹介したいと思います。

 

『ね』は卒園ソングとしてご存知の方も多いかもしれないですね。

 

なぜかキャンプソングとして、卒園ソングとして両立してしまう素敵な曲なんです。

 

ずっと心に残るような趣向をこらしたキャンプファイヤーを企画されている人にはおすすめなので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。

 

キャンプファイヤーの定番の歌はこれ!

 

まず定番の歌といえば、

 

『燃えろよ燃えろ』でしょう。

 作詞不詳 フランス局

燃えろよ燃えろよ
炎よ燃えろ
火の粉を巻き上げ
天までこがせ

 

目をつぶると瞼の奥に真っ赤な炎のキャンプファイヤーが浮かんできそうです。

 

続いては、

 

「遠き山に日は落ちて」です。

作詞/堀内敬三
作曲/A.Dovrak(ドヴォルザーク)

遠き山に日は落ちて
星は空を 散りばめぬ
今日のわざを なし終えて
心かろく やすらえば
風はすずし この夕べ
いざや 楽しき まどいせん

 

楽しい一日が終わったなあ、明日も良い一日になりますように、と思わせる歌ですよね。

 

 

 

次は盛り上がること間違いなし、

 

「大きなうた」です。

作詩・作曲 中島光一

おおきな うただよ  
あのやまの むこうから  
きこえて くるだろ  
おおきな うただよ  

 

「大きな(大きな)」、「歌だよ(歌だよ)」のように、二つのグループが交互に同じ歌詞を「こだま(エコー)」のように歌いあうエコーソングの形式となっていて楽しいですね。

 

 

キャンプファイヤーでフォークダンスをするなら、

 

『マイムマイム』や『オクラホマミキサー』なんかが有名ですよね。

 

・マイムマイム イスラエル民謡

・オクラホマミキサー アメリカ民謡

 

キャンプファイヤーの定番の曲をいくつか紹介してきました。

 

この次では、キャンプファイヤーソングとしては定番ではないけれど、キャンプソングとしては不動の人気を誇る『ね』という歌を紹介します。

 

キャンプソング『ね』ってどんな歌?

 

 

 

 

『ね』

作詞 : 高橋 はゆみ

作曲 : 高橋 はゆみ

 

東京YMCAのリーダーとして活躍していた高橋はゆみさんは、1990年ごろに戸隠で行われた中高生スキーキャンプで、キャンプの直前に作ったこの歌を披露したそうです。

 

全体を通してとても愛情あふれる歌詞なのですが、特にサビの部分が人気があるようです。

 

ラララ
ね おじいちゃんになっても
ね おばあちゃんになっても
ずっと ずっといっしょにあったかく
つきあってたいね ね ね

 

何てことない簡単な言葉が並んでいるだけなのに、何回か出てくる“ね”という言葉が耳に優しく、心に残る歌にしてくれているのです。

 

日常を離れた“キャンプ”という場に集う人たちの間には、同じ時を過ごすことにより仲間意識が生まれます。

 

そんな素晴らしさを表現していると感じる歌詞が

 

いろんな ぐうぜんが かさなって
ここに こうして あなたと
いっしょに いられることが
ただ とてもうれしい
(1番)

中略

この おおきな 青い地球(ほし)のうえで
こんなに 近くなれるなんて
思いもしなかったから
ただとてもうれしい
(2番)

 

という部分です。

 

東京YMCAのリーダーとして活躍していたということですから、高橋はゆみさんは、キャンプソングを通してキャンプの素晴らしさを人々に伝えたかったのでしょう。

 

そして、そんな思いがいっぱい詰まった『ね』は、全国のYMCAキャンパーたちの間で親しまれているキャンプソングの中で、堂々の第1位に輝きました。

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出典:公益財団法人 日本YMCA同盟

『ね』を作った高橋はゆみさんはどんな人

 

高橋はゆみさんは、1969年生まれ。

 

昭和女子短期大学卒業後、ピアノ講師、出版社勤務を経て、1996年フリーになりました。

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文芸、音楽、美術など多方面で活動し、エッセイコンテストでも入賞しているそうです。

 

『ね』は1990年頃作ったようですから、はゆみさんが20代前半の時の曲になりますね。

 

楽曲『ね』では、日本キャンプ協会主催「第2回キャンプソングコンテスト」優秀賞を受賞しています。

 

しかし、1997年12月、不慮の事故により28歳という若さで亡くなっています。

 

高橋はゆみさんはとても優しい人だったそうです。

 

あれだけ優しく心に響く歌ですから、はゆみさんの人柄がうかがえますね。

 

また、高橋はゆみさんと何度も一緒に演奏をしたという塩澤一洋さんのブログ内の高橋はゆみさんに関する記事に対するコメントに

 

石川県の金沢で、私は高橋はゆみさんと同じ小学校に通っていました。
彼女とはよく遊びましたが私は6年生になるときに転校してしまったのでそれっきりまったく連絡はとっていませんでした。(もう30年くらいたちますね。。)
しかし、なぜかふと、そういえばはゆみちゃんてどうしてるかな?彼女のことなのできっと何か芸術活動で活躍しているのでは??と思い、インターネットで検索してみたところこのサイトにたどり着きました。想像していた通り彼女はあの豊かな感性を生かしたお仕事をされていたのですね。でも。。亡くなっていると知って大変なおどろきと悲しみで胸がいっぱいです。
小学生のころから、彼女は独特の感性と豊かな表現力をもっていて周囲の人を引きつけていました。手作りの物語で彼女は賞をもらい、全校生徒の前でその物語を語ったことを覚えています。

 

というものがありました。

 

感性豊かな魅力のある女性だったに違いありませんね。

 

若くして亡くなってしまったことが非常に残念です。

 

『ね』は卒園ソングとしても有名です

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私が初めてこの歌を聞いたのは、子供が通っていた幼稚園の卒園式の時でした。

 

うちの子の学年の卒園式ではありませんでしたが、卒園する園児たちが歌ったこの歌が耳から離れなくて、「なんて曲?」、「誰が作ったの?」と調べてしまいました。

 

そうしたら、元はキャンプソングだということがわかったのです。

 

でも現在は、キャンプソングというより卒園の歌としての方が有名のようです。

 

キャンプソングがなぜ卒園の歌に?って思いますよね。

 

それには次のような理由がありました。

 

高橋はゆみさんの『ね』は、2007年11月にコロンビア・レコードから発売された子供の歌のCDに初めて収録されました。

 

1990年頃に戸隠のキャンプで歌われて以来、キャンプソングとして歌い継がれていたものの、それ以外の場では知られていなかったんです。

 

CD収録に際して編曲を担当した塚山エリコさんのブログには、レコーディングに至ったいきさつが書かれています。

 

キャンプ・ソングのCDを沢山手がけている、渡辺ディレクター(コロムビア・ミュージック・エンタテインメントのディレクター渡辺氏)が、この夏今までのキャンプソングCDのプロモーションなども兼ねて、各地で行われているキャンプ地を訪れたときに、この「ね」という曲に出会ったとのこと。

でも、作者がどなたなのかわからず、ネットなどでその手がかりを調べていくうちにに、故・高橋はゆみさんの曲だということが分かったらしいです。
渡辺ディレクターの、そんな思いもあり、今回、この高橋さんの「ね」というすばらしい曲を、初めてレコーディングすることになったのです。

 

 

キャンプソングとして生まれた歌が、こうして“子供のうた”としてCDに収められ幼稚園・保育園の先生たちにも広まって行ったんですね。

 

2番の歌詞に

 

うまく いかないときも あるけど
もういちど やってみたら できた
負けるもんか がんばれ 子どもたち
あしたは 晴れるから

 

という部分があるのですが、慣れ親しんだ幼稚園・保育園を卒園して小学校という新しい世界に飛び込んでいく子どもたちに向けた応援の言葉としてピッタリだと思うのです。

 

 

 

だけど、不思議だと思いませんか?

 

キャンプソングとして誕生した歌なのに卒園の歌としてもピッタリくるなんて。

 

でも、さらに私はこの歌はあらゆる世代への応援歌になりうる歌だと考えています。

 

私は気分が落ち込んだ時によく聞いて元気をもらっています。

 

子供や若者だけが歌うのではもったいないです。

 

多くの人に知ってもらいたいと思って紹介しました。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

キャンプファイヤーの歌としては定番の歌と、定番ではないですが思い出に残ること間違いなしと思う歌、『ね』を紹介してきました。

 

キャンプファイヤーソング定番は?

・「燃えろよ燃えろ」

・「遠き山に日は落ちて」

・「大きなうた」

・「マイムマイム」

・「オクラホマミキサー」

 

『ね』ってどんな歌?

作詞・作曲:高橋はゆみ

 

東京YMCAのリーダーとして活躍していた高橋はゆみさんが1990年ごろに戸隠で行われた中高生スキーキャンプで、キャンプの直前に作った歌。

 

愛情あふれるとても優しい歌詞で、全国のYMCAキャンパーたちの間で親しまれているキャンプソング第1位に選ばれています。

 

 

『ね』を作った高橋はゆみさんはどんな人?

高橋はゆみさんは1969年生まれ。

 

1997年12月、不慮の事故により28歳という若さで亡くなっています。

 

『ね』では、日本キャンプ協会主催「第2回キャンプソングコンテスト」優秀賞を受賞しています。

 

感性豊かな魅力的な女性だったようです。

 

 

『ね』は卒園ソングとしても有名です

『ね』は、2007年11月にコロンビア・レコードから発売された子供の歌のCDに初めて収録されました。

 

もとはキャンプソングでしたが、こどものうたのCDに収められたことで幼稚園・保育園に広まりいつしか“卒園ソング”として有名になりました。

 

 

本当に心あたたまる素敵な歌なので、機会があったらぜひ聞いてみてください。

 

 

 

 

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