こんにちは。しいままです。
今週の水曜日に長女の卒業式がありました。
少し肌寒かったですが、雨に降られることもなく無事終わりホッとしています。
ところで、Mステ(ミュージックステーション)の卒業式特集で小学生が袴で出席していたことに驚きの声が上がっているようですね。
地域や学校によって違いはあるものの、ここ最近は袴で卒業式に出席する小学生が増えているようです。
実際、娘の学校では、卒業生31名の女子のうち何と半数以上の18名が袴を着用して出席していました。
うちの娘は「袴はヤダ!」と言ったのでワンピースにブレザーで出ましたが、『ハイカラさんが通る』世代の私としては、色鮮やかな和装姿の娘もちょっと見てみたかったかな。
今日は卒服としての袴が急増している理由や袴着用で卒業式に出席する際の注意点などをまとめたいと思います。
今なぜ袴がこんなに人気なの?
去年の長男の卒業式では、袴着用のお子さんは3人だけでしたが、その姿を見ていた今年の卒業生女子たちが「私も袴にしたい!」って思ったようでした。
早い子では、去年の春にはもうレンタルする袴を決めていた、と聞いてとても驚きました。
中学校や高校の卒業式は制服で出るでしょうから、大学に行かなければ自由な服装で出られるのは小学校の卒業式が最後です。
それゆえ他の人とは違う服装で個性を出すために袴を選ぶ子供が増えたのでしょう。
また、七五三のの後成人式まで和装の機会がなく、もっと子供に着物を着せたい、という親の要望もあるのかもしれませんね。
冒頭で述べたように、私は『ハイカラさんが通る』世代の人間なので、実は私自身が袴姿に憧れていたんですよね。
でも、実現しなかったので娘に着てもらいたかったな~(笑)。
そんな親御さん、結構いるかもしれませんよ。
卒業式で袴を着るにはいくらかかるの?
出典:なでしこ楽天市場店
まだ体が成長途中であるし頻繁に着ることもないでしょうから、袴を買って卒業式に着る人は少ないと思います。
娘の学校の友だちもほぼ全員「レンタル袴」でしたね。
そしてレンタルは小学生専用のレンタル袴を借りることになります。
135cm位の少し小さめの身長の子供にも対応しているようですので助かりますね。
ただし、小さめのサイズは在庫も少ないようなので早めに予約しなければいけない、という欠点もあります。
気になるレンタル料ですが、小物や送料が含まれて2万が相場のようです。もちろんもっと高いものもあります!
さらに、着付けやヘアメイクにお金がかかります。
自分でやれないこともないでしょうが、着崩れしないように、やはりプロの方にお願いするのが良いと思います。
こちらの金額は、美容院によってピンからキリまでありますが、1万円前後が相場のようです。
また、美容院によっては着付け&ヘアメイク、写真がセットになって15000円という所もあります。
そして、小学生袴の人気を受けて、「スタジオアリス」でも一定の金額の写真を購入すれば袴のレンタル料が無料になる、というサービスもあるそうです。
ただ、こちらは卒業式当日の着付けやヘアメイクは含まれていないので別に予約しなければいけません。
袴をレンタルする時の注意点は?
袴のレンタルですが、なるべく早くに予約しておくことをおすすめします。
今年の卒業式が終わったばかりですが、もうすでに来年の予約が4月から始まるお店もあるようです。
背が小さいお子さんは、小さいサイズは数に限りがあることが多いですので、特に注意が必要です。
着物の柄を選びたい場合や、なるべく安くレンタルしたい場合は、秋ごろから遅くても年内中にはレンタル予約をした方が無難です。
ただ、お店によっては予約と同時にキャンセル料が発生してしまうこともありますので、あらかじめキャンセル料がいくらでいつから発生するのかも確認しておく必要があるでしょう。
また、レンタルできる期間の確認も怠ってはいけません。
「3泊4日」とか「4泊5日」と記されていても、実際に袴が自分の手元にあるのが何日間なのか、が大事ですよね。
それから小物類がレンタルに含まれているか否か。
細々としたものを自分で準備するとなると費用も時間もかかります。
小物類もレンタルに含まれていると気持ち的にも楽なのではないかと思います。
娘のお友達が6年生になってすぐに袴のレンタル予約をした、と聞いた時は「早すぎない?気合入ってる!」って驚きましたが、こうしたいろいろな事情を考えるとけっして早すぎない、と思いますよね。
卒業式当日の注意点は?
さて、いよいよ卒業式当日。
朝から着付け・ヘアメイクで慌ただしいことと思います。
☆着替える前にはきちんとトイレに行っておきましょう。
女子の場合は、行灯袴といって足の分かれていないロングスカートのような形の袴になるので、トイレに行く際に袴を脱ぐことはありませんが、着崩れすることや汚れることを考えるとなるべくなら学校でトイレに行かないようにしたいですよね。
もちろん、学校が遠かったり、緊張しちゃってトイレが近くなってしまうお子さんもいると思います。
そのような場合は、前もって土足のトイレ・和式のトイレしかないような所で入らなくてすむようにチェックしておく必要があるかもしれませんね。
娘に聞いたところ、袴を着用していた同級生たちは学校ではトイレに行っていなかったそうです。
きっと水分を控えるなど対策をとった上で、着替える前にトイレに行ったのではないかと思います。
☆背筋を伸ばしましょう。
思い思いの着物と袴を着たお子さんたちは、とても素敵でした。
ただ、1つ残念に思ったことが、猫背になってしまっていたお子さんが何人かいたことです。
普段の彼女たちは猫背という印象がなかったので、おそらく慣れない着物や袴で猫背になってしまったと想像できます。
華やかで余計に目立ってしまうので、普段以上に意識して背筋を伸ばすと良いでしょう。
卒業式って校長先生や来賓の方の挨拶などでその場で立ったり座ったりすることも多いですし、卒業証書授与で自分の席から壇上まで歩いたりするため着崩れを心配する親御さんも多いみたいです。
でも、娘の卒業式に限って言えば、着崩れして可哀想なお子さんは一人もいなかったように思います。
まとめ
最近では、小学校の卒業式に袴で出席するお子さんが増えています。
袴が人気の理由は、
・中学校・高校の卒業式は制服のため、自由な服装で出席できる最後の卒業式になるかもしれないから。
・子供に着物を着せたいという親の要望。
袴を着る場合、購入よりレンタルのほうが多いですが、レンタル袴にかかる費用は、
・2万円が相場のようです。
・その他に着付けやヘアメイクにお金がかかり、1万円前後が相場のようです。
袴をレンタルする時の注意点は、
・予約は早めにする。遅くても年内には予約するようにしたい。
・背が小さいお子さんは小さいサイズは数に限りがあるので特に注意が必要。
・キャンセル料はいくらでいつから発生するか確認。
・レンタルできる期間の確認。
・レンタルにはどんな小物類が含まれるのか確認。
卒業式当日の注意点は、
・着替える前にきちんとトイレを済ませる。
・どうしてもトイレに行かなければならないような時のために、事前に入りやすいトイレの確認。
・背筋をぴんと伸ばす。
小学生が袴姿で卒業式に出席することには賛否両論あるようですが、私は、6年間の思い出が詰まった小学校を卒業する大切な日に、自分の気に入った服装で出席することはダメなことではないと考えます。
小学校生活最後の日に、袴姿で最高に可愛く演出してあげることができたら、きっと良い思い出になることでしょうね。