健康寿命、日本は世界一。将来元気で長生きするために今何をしたらいいの?

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こんにちは。しいままです。

普段私は、高齢者が多く入院している病院で看護助手(介護ヘルパー)として働いているのですが、患者さんの中には、点滴や酸素マスクをつけ何も喋れず寝たきりの方も多くいらっしゃいます。

そのような状態でも、家族にしてみれば少しでも長く生きていて欲しいと思っていることでしょう。当然ですよね。

でも、私が年をとった時、介護が必要な状態で子供たちに世話をかけるのは、できることなら避けたいと思ってしまいます。

 

WHOの世界保健統計2015によると、日本は平均寿命の男女平均が84歳と世界一になっています。

男性は80歳で世界6位、女性は87歳で世界一です。

平均寿命が世界一ということは大変素晴らしいことだと思うのですが、介護の必要なく元気で過ごすことが理想です。

 

どんなに平均寿命が延びても、QOL(生活の質)が低ければ、満足のいく生活を送ることができないですよね。

近年、「健康寿命」という考えに重きがおかれているようです。

そこで今日は、「健康寿命」とはどのような考えなのか、健康で長生きするためにはどのようなことに気をつけて生活をしていけばいいのか、考えてみたいと思います。

また、かつて「日本一の長寿村」と呼ばれた棡原(山梨県上野原市棡原)を訪れたのでその様子も紹介します。

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健康寿命とは

健康寿命とは

日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のこと。

WHOが2000年にこの言葉を公表した。平均寿命から介護(自立した生活ができない)を引いた数が健康寿命になる。

 ウィキペディア 健康寿命より

つまり、

健康寿命 = 平均寿命 - 要介護期間

となります。

 

今、先進国では、平均寿命ではなくこの健康寿命を伸ばすことが理想とされていて、日本は2013年の健康寿命で世界トップでした。(日本経済新聞電子版

 

記事によると、日本の健康寿命は男性が71.11歳、女性が75.56歳。そしてこの年の日本人の平均寿命は男性が初めて80歳を超え、女性は86歳台だったそうです。

 

ということは、平均寿命と健康寿命の差が、男性で約9年、女性で約11年ある計算になります。

平均寿命と健康寿命の差が何を意味するかというと、日常生活に制限のある「不健康な期間(要介護期間)」ということになります。

 

平均寿命が伸びて健康寿命との差が大きくなればなるほど、医療費や介護に使うお金が増えることはもちろんのこと、介護を担う家族にとっても大きな負担になるでしょう。

 

ですから日本の各自治体も、健康寿命を伸ばすよう、それぞれに努力しているのです。

健康寿命日本一は山梨県

厚生労働省による「平成25年の都道府県別健康寿命」を見ると、1位は男女ともに山梨県となっています。

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健康で長生きする秘訣って何なのでしょうか?

塩山市(現甲州市)で行われた調査研究によると、

・週3回以上近所付き合いがある人

・旅行仲間がいる人

・悩みを打ち明ける人がいること

こうしたことが、健康寿命に大きく関係していることが分かりました。

また山梨県には、「無尽」というお金を出し合って旅行や飲み会をする風習があるのですが、「無尽が楽しみだ」と答えた人は、義理で参加している人の6.7倍長生きだという驚きの結果も出ているそうです。

他にも、目的を持って生きることも大事な要素です。

趣味や仕事などに生きがいを感じている人は健康寿命が長く、お金を生きがいにしている人は健康寿命が短いという結果も出ています。

やはりお金があるだけでは幸せになれないんでしょうね。

 

山梨県上野原市棡原を訪ねて

かつての「長寿村」

現在の棡原(ゆずりはら)地区にあたる旧棡原村は、昭和43年に、甲府市の古守病院院長・古守豊甫と東北大学医学部の近藤正二教授によって調査され、全国的にも「長寿村」として知られるようになりました。

棡原は、急峻な山に囲まれた地域で、厳しい生活環境にもかかわらず、そこに住む人々は腰も曲がらず、寝たきりになることもなく、夫婦ともども長寿を全うするような地域でした。

食生活も肉や魚、白米を食べることはほとんどなく、主食は麦や雑穀で、それにイモ類、豆類、野菜などの「粗食」といわれるものであったようです。

しかし、そんな棡原の人々の生活はバスの開通により大きく変わることになるのです。

 

元気な70代、80代に対して、その子供の年代である40代、50代の中高年層では「粗食」を捨てて欧米型の食生活に変わっていったため、生活習慣病などが増加し、、親よりも先に亡くなってしまう「逆さ仏」現象が目立つようになってしまったのです。

 

そしていつしか「長寿村」は消えてしまったのです。

 

経済成長が悲惨な結果を招いてしまった悲しい例ですね。

棡原を訪ねました

棡原には、「ゆずりはら青少年自然の里」という宿泊棟やキャンプ場がある研修施設があります。

先日、息子がそこを利用するため送って行きました。

自然の里は、上野原市の中心街から車で20分ほど行った山間にあります。

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出典:上野原市ホームページ

近くには川が流れていて自然豊かなところです。

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息子を送り届けた後、帰り道は棡原の町並みを眺めながらのんびり帰ることにしました。

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山の中腹にも家が点在しています。

自然豊かで心が和みます。

 

この日は天気がいまひとつでしたが、新緑や紅葉の季節はきっと「空と山」、自然の織りなす景色がとても美しいに違いないなあ、と思いました。

 

棡原の中心には、「ふるさと長寿館」があります。

ふるさと長寿館では、「長寿むら棡原こんにゃく」、「長寿むら棡原みそ」、「棡原のゆずワイン」などの特産品が売られています。

また、自然が育んだ滋養豊かな長寿食を食べることができるようです。

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出典:上野原市ホームページ

 

「長寿村棡原」の碑は、棡原の入り口、棡原大橋のたもとの小さな広場にありました。

行きに見ることができなかったので、帰りに車を下りてゆっくり見てみました。

立派ですね~。

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石碑の裏面にある「健碑のことば」には次の言葉が刻まれています。

『鶴川の河岸段丘に発達したわが棡原は、山紫水明、耕して山頂に至る。古来村人は健康で人情に篤く、粗衣粗食、耕雲種月の日々を楽しんできた。穀菜食を主とし、肉食を嗜まず、女性は多産且つ母乳豊富、老人は皆天寿を完うし、まさに身上不二の桃源境である・・・』

 

傾斜面を上がり下りして野山仕事するのはとても重労動だったでしょうから、足腰の筋肉が鍛えられ、心臓始め内臓が強化され、脳細胞も衰えることなく認知症の高齢者もいなかったんでしょうね。

そして食事も「粗食」であったわけですから、元気な高齢者が多く「長寿村」だった理由に納得した思いです。

 

生活が便利になったことで、生活習慣病になる人が増えたところは棡原に限ったことではないです。

自分の生活を改めて思い返し、改善していかなければダメだなあ、と反省した一日でした。

 

健康寿命を伸ばすためには?

これから20年、30年後、自分たちが高齢者になった時、子供たちに迷惑をかけることなく自立して楽しく生活していられるように、今私たちは何に気をつけたらいいのでしょうか?

 

60代以上の男女を対象に行われた、健康と身体に対するアンケート調査があります。(「健康と身体に関する調査」)

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人生の先輩であるシニアの方々の声に耳を方向け、自分たちの未来へ目を向けてもらうための企画だということですが、とても興味深いです。

 

この結果を見ると、シニアの方々が考える「現在の30~40代が今すべきこと」は、

・バランスのとれた食事

・十分な睡眠や休息

・適度な運動

・規則正しい生活

などが上位を占めています。

私、自分を振り返ってみると、どれもダメだわ~。反省、反省・・・。

 

次に「健康寿命を延ばすために重要だと思うことについて、睡眠・食事・運動を除いた選択肢で聞いた」結果です。

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ダントツの1位は、「趣味を持つ」で、女性の場合は、次いで「笑う」でした。

 

「趣味を持つ」は、やっぱりなあ、という感想です。

 

仕事や家庭だけでなく、趣味を持つことで自分の世界も広がるし色々な人と知り合うことができ、とても刺激になりますよね。

 

また、2位の「笑う」というのは、家庭を守る主婦にとって自分の健康寿命を伸ばすだけでないく家庭も明るくなって一石二鳥ではないでしょうか。

 

しかし、私もアンケートの結果を見て、だめだ!と反省したわけですが、忙しい40代の主婦にとって「バランスのとれた食事」、「十分な睡眠や休息」、「適度な運動」、「規則正しい生活」を今すぐ完璧にするのは難しいですね。

 

だからちょっとずつ改善していきましょう。未来の自分たちと家族のために。

 

最後に、「健康長寿日本一」の山梨県のホームページにある「TPOに合わせて、いつでもどこでも+10を!」を紹介します。

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出典:山梨県ホームページ

平日の出勤前・出勤時・仕事中・帰宅時・夜間、また休日にできそうなことを少しずつ、継続して身体を動かすことで健康寿命を伸ばすことができるそうです。

参考にして身体を動かしていきたいですね。

まとめ

近年重きが置かれている考えに「健康寿命」という考えがあります。

健康寿命は、日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間のことをいいます。

 

健康寿命 = 平均寿命 - 要介護期間

 

日本は、平均寿命・健康寿命ともに世界トップレベルですが、両者の間には約10年の差があり、それは日常生活に制限のある「不健康な期間(要介護期間)」が10年ある、ということを意味しています。

 

介護が必要な期間が長くなれば、家族はもちろんのこと社会にとっても大きな負担になります。

ですから多くの自治体で、健康寿命を伸ばすように色々と努力されているようです。

 

ところで、日本国内で考えてみた場合、「健康寿命日本一」は山梨県です。

山梨県塩山市(現甲州市)で行われた調査による健康で長生きする秘訣とは、

・週3回以上近所付き合いがある人

・旅行仲間がいる人

・悩みを打ち明ける人がいること

だということです。

また、目的を持って生きることも大事な要素だという結果もあるそうです。

 

山梨県上野原市の棡原という地域は、かつて「長寿村」と呼ばれていました。

棡原は山に囲まれた地域で、人々は山の段々畑を耕し、食事は麦や雑穀で、それにイモ類、豆類、野菜などの「粗食」」を主にしていました。

お年寄りたちは、腰も曲がらず、寝たきりにもならず、夫婦揃って長寿を全うするような地域だったそうです。

しかし、経済成長の波が棡原の人々の生活を変え、いつしか「長寿村」は長寿村ではなくなってしまったのです。

 

私は先日棡原を訪れましたが、自然豊かな良い所でした。

おそらく新緑や紅葉の時期は自然の織りなす景色が素晴らしいに違いない、と考えながら「かつての長寿村」を散策しました。

 

棡原を訪れたことは、自分の現在の生活スタイルを考えなおす良い機会になりました。

 

この先20年、30年後、私たちが高齢者になった時、元気で自立して生活していられるために、私たちは今何に気をつけたらいいのでしょうか?

・バランスのとれた食事

・十分な睡眠や休息

・適度な運動

・規則正しい生活

を心がけることが大切だと言われています。

また、

・趣味を持つ

・笑う

ことも必要なことのようですね。

車社会で歩くことも少ないです。メールで事足りるから面と向かって会話をすることも減ってきているかもしれません。

スーパーやコンビニに行けば、美味しいものを手軽に買うことができます。

本当に便利な世の中です。

でも、生活が便利になったことで生活習慣病などが増え、私たちの命が脅かされているのも事実ですよね。

 

私にとって何が一番嫌かと言えば、自分が病気になることで家族に迷惑をかけてしまうということです。

子供たちの大切な人生を犠牲にしないためにも、健康寿命を伸ばしていけるように少しずつ努力しなくちゃいけないな、と感じました。

みなさんにもこの機会に、ちょっぴり「健康寿命」について考えてもらえたら嬉しいです。

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